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竣工:2020.6

用途:住宅

規模:72.24㎡

所在地:兵庫県神戸市

施工会社:株式会社ヴィーコ 

写真:長谷川健太

 

 

神戸の繁華街から歩いて数分、築20年ほどのマンションのリノベーション計画である。

地方の都心エリアに建つ集合住宅である立地条件から、この一住戸の価値を高めるため、これからの都市の集合住宅の「あり方」を考え、「多様性」「継続性」「甘美性」の3点を満たす空間を考えた。 

 

 

足りなさ過ぎず、満たし過ぎない。+α空間

2LDKだった間取りの余計な壁を無くし、まとまっていた水廻りを活かして、大きなワンルームの中に、ウォークインクローゼットと小さな寝室を設けたシンプルな空間構成とした。

リノベーションをする上で、既存の要素をどこまで引き、新たな要素をどれだけ足すのか、足りなさ過ぎず、満たし過ぎない余白空間を意識した。

 

  

如何様にも対応する多機能空間

テクスチャーの表現を最小限とし、塗装の壁や造作家具、ファブリックも無彩色で構成し、無彩色のグラデーション操作によりシンプルでマッシブな印象にすることで、住宅、オフィス等、どんな用途にも対応する「多様性」のある空間とした。

 

 

不動産価値を高めた空間

ウォークインクローゼットを北西に配置し、壁面を南側(リビングダイニング方向)へ増築または移設していくことで、クライアントの暮らしの変化に対応可能な空間構成とした。

住居やオフィスなど賃貸物件としての利便性と機能性を満たす空間構成により、不動産価値も高め、空間としての長寿命化を測り「継続性」を持たせた。

 

  

美を演出するためのミニマル空間

既存のガラスサッシュは壁の操作とファブブリックで優しく存在を消すなど、空間としての要素をミニマルにすることで、クライアントの家具などの愛しきものが空間に個性と落ち着きを与え、少しずつ使い手の匂いや想いが足されて空間がフィットしていき、居心地の良い空間を目指した。

そんなどんな暮らしも、どんな用途も受け止め、空間として人の心を満たす美しい「甘美性」を高める空間をつくり出した。